受胎告知とキリストの御降誕図

講師
平岡 洋子(美術史家)

受胎告知は、大天使ガブリエルが処女マリアに、神の子をみごもったことを告げる場面で、ビザンチン教会、ロマネスク教会、ゴシック教会、祭壇画など、いずれも多くが聖なる場の入口に描かれました。それはなぜでしょう。15世紀には、受胎告知が行われる場、その舞台設定に大きな変化が現れました。キリストの降誕図にも特異な要素が取り入れられました。フラ・アンジェリコ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ボッティチェッリなどのフィレンツェ15世紀の画家とロベール・カンパン、ファン・エイクなど15世紀フランドルの画家の作品、17世紀スペインのエル・グレコの作品を見ます。そしてマリアの衣の色や傍らにおかれた百合の花、マリアが座す室内の建築様式や敷石の模様が意味するもの、多くの場合、受胎告知の天使が画面に左から入って来るのはなぜか、右から来る場合は何を意味するのか、御降誕場面のマリアのポーズの意味するものはなど、画面上のさまざまなものを取り上げて見ていきます。

授業日
第4火曜日 19:00 ~ 20:30
授業料
9,072円(税込) 3ヶ月3回 
持ち物
筆記用具
講師プロフィール
お茶の水女子大学 哲学科卒
ブリュッセル自由大学 美術史考古学科卒
お茶の水女子大学大学院博士課程 博士取得(美術史)
南九州大学専任講師
東海大学非常勤講師

講師から一言
15世紀ヨーロッパの美術品制作は、イタリアとフランドルが二大拠点でした。これらの地域では富裕市民の抬頭により、キリスト教美術にも、それまでの中世美術とは異なる要素が現れました。本講座では受胎告知とキリストの降誕図を取り上げ、その宗教上の重要な意味を伝えるための道具立てと舞台設定について、またマリア信仰の隆盛によるマリア表現の変化について解説し、キリスト教主題の絵画の見方を学びます。
教室
第2教室 アンセルモ教会教室集会室
日程
<10月期>
10/30
11/27
12/25
体験会日程
2018年10月30日:3,024円

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