能楽「芦刈(あしかり)」 (解説と鑑賞会付) 

講師
佐々木 多門(能楽喜多流)

この講座ではテーマ曲を軸にして、能楽の魅力を学んでいきます。まだ能舞台へ行ったことがない方でも、よく能楽をご覧になっている方でも楽しめるように、目黒に能楽堂がある喜多流の能楽師がご案内いたします。
喜多能楽堂公演の鑑賞会が含まれています。肩の力を抜いて、能楽への扉を開けてみませんか。能楽の歴史、謡と舞の面白さや味わうポイント、能面や能装束に触れてみる体験など、内容満載です。質問も気軽にしながら、世界無形文化遺産「能楽」を少しずつ知ることができます。


「芦刈」

難波の浦に住んでいた夫婦が貧しさ故に別れることになる。妻(シテツレ)は都に上って、さる家に仕え若子の乳母となり生活が落ち着いたため、別れた夫の行方を捜す旅に出る。夫の消息がなかなかつかめないので、旅の一行はしばらく難波の浦に滞在することにする。そこへところの名物である芦の葉を売って貧しいながら世を渡っている男(シテ)と出会う。
旅に付き添っている家人(ワキ)は芦売りの男にアシとヨシの違いを尋ねると、男は呼び名が異なるだけで同じ草であると言って、面白く舞い語る。
実は芦売りの男こそ捜している夫であると気がついた妻は、芦を買うので直に自分に持ってこさせるよう家人に頼む。夫も芦の葉を渡す時に、買う人が妻とわかり、未だ貧しい姿をしている自分を恥じて逃げ隠れてしまう。妻は夫が隠れた小屋に向かって、変わらぬ心を訴えると、小屋の内より夫の歌が聞こえてきたので、妻は返歌を歌うと、夫は心を開いて姿を現す。夫は服装をも整え改めて、もとの武士のいでたちとなって妻と相まみえ、喜びの場となる。
古来より夫婦の情愛を深める和歌の徳を讃え、尽きぬ縁の目出たさを舞い、やがて夫婦うち揃って都へ上っていく。

授業日
第2・第4金曜日 13:30 ~ 15:00
授業料
17,172円(税込) 3ヶ月6回 ※能舞台鑑賞代金を含みます

持ち物
筆記用具
講師プロフィール
能楽シテ方喜多流職分。日本能楽会会員。能楽協会会員。東京在住。1972年生。喜多流職分佐々木
宗生の長男。喜多宗家内弟子を経て現在、喜多流職分塩津哲生に師事。
ゆかりのある平泉・中尊寺能舞台にて2001年「猩々乱」、2008年「道成寺」を披く。2012年同期の三人と「燦ノ会」を結成し、「石橋」を披く。東京での活動とともに、中尊寺薪能・仙台青葉能・白石碧水園能等、東北の能楽振興に重きをおきながら、国内外各地の公演に参加。東日本大震災復興支援能「息吹の会」実行委員。
教室
第2教室 アンセルモ教会教室集会室
日程
<4月期> 「芦刈」
4/14
5/12
5/26
5/27 公演鑑賞会喜多能楽堂
6/2 校外喜多能楽堂
6/23
体験会日程
2017年04月14日:1,080円:芦刈

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