能・囃子 小鼓(大倉流)

 「間」の芸術と言われる能の深い音楽性を室町時代より伝わる質の高い文学である「謡曲」と合わせてお稽古していきます。水墨画では、「余白」が大事だと云われています。「無音」や「余白」とは何も存在しないその「空」の存在によって奥行きを演出しています。
「無音の美」、「余白の美」、「間」を確かめるための「音」と云う解釈が「能」の音楽であると思います。能音楽の基礎は「込(こ)み」と言われる能特有のリズム(拍子:ひょうし)です。「間(ま)」を取る、「込(こ)み」を取るは同義語です。
テキストは源平合戦記、伊勢物語、源氏物語等々そして全国に伝わる説話。此れ等から作られている謡曲(ようきょく)です。初めはテキストは不要です。八拍子で謡っていきますので、そこに「込み」を取りながら掛声を出して音を入れていきます。

教室 第4教室(野田ビル・6F)教室案内
授業日

第1・第3金曜日 10:00 ~ 11:30

持ち物 楽器使用料(講師に直接お支払いください)  3ヵ月3,000円(税込/6回)
受講料

25,080円(税込) 3ヵ月 6回

日程

<1月期>

1/05、1/19、2/02、2/16、3/01、3/15

※日程は変更する場合がございます。

<4月期>

4/12、4/19、5/17、5/24、6/07、6/28

※日程は変更する場合がございます。

体験会 1回分受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。
講師プロフィール 古賀 裕己(こがひろみ)
1954年生まれ。兵庫県宝塚市出身。1977年大倉流
宗家故15世大倉長十郎師に入門。10年間師の下で内弟子生活をしながら勉強する。1987年能『道成寺』を披き独立。1997年丹波篠山正月元旦薪能に於いて能『翁』頭取を披く。国内、主に関東一円の能楽の舞台の他に、海外での公演にも積極的に参加している。また、創作能、新作能、英語能そして他のジャンル、例えば芸術祭賞を受賞した小島章二氏の創作フラメンコ、長嶺ヤス子女史の創作舞踊公演等にも参加。2001年重要無形文化財総合指定に認定される。

趣味: 絵画、Violin、居合道、アマチュア無線、スキー(全日本スキー連盟公認1級)、パラプレーン操縦、日本マイクロライト航空連盟認定パイロット免許保持者

【講師からのメッセージ】
初めは滋賀県琵琶湖「竹生島」の龍神伝説の一節からお稽古に入り、続いて、静岡県清水市三保の松原、天人(飛来)伝説で有名な「羽衣」をお稽古していきます。  
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