みなさんは小中学校の美術・図工でどんなものを作ったか覚えていますか?ものづ くりの喜びのルーツがそこにある人もいるでしょう。大人になると、あの頃体験し た粘土や彫刻刀を扱うことはもうなかなかないかもしれません。いま一度、いろい ろな画材に触れ無心に手を動かし、ものづくりの楽しさを味わいませんか。場面ご との体験に終わらせず、こだわりを詰め込みアイデアを洗練させ、表現力も向上さ せていきます。たとえば、江戸時代の錦絵を学んだあとは多色刷りの絵ハガキを木 版画で摺って、写真立てで飾ったり大切な人に贈ったり。水彩絵の具の使い方や遠 近法を学んだあとに風景画を描いたり、日々消費する玉ねぎの皮で絞り染めを施し たトートバッグを作ったり。限られた時間と施設の中でできるものにはなります が、日常で使える・飾れる作品を目指します。絵画と立体、鑑賞などをバランスよ く学んで作っていき、1つの単元は4回程度で進めていきます。