お線香の香りでなんとなく心が落ち着ついたり、懐かしい気持ちになったりするものです。それはお香が日本人の慣習と深いつながりがあり、長い人生の中で、誰しも無意識にお香と接する機会が幾度となくあったからなのです。日本におけるお香の歴史は1500年ほどの前に遡るほど長く、また日本の伝統文化のひとつと称されてはいるものの、その成り立ちや歴史はあまり知られていません。お香といえばお線香が代表的ですが、実は用途により様々な種類があります。本講座では日本のお香の歴史を紐解きながら、「先人たちはどのような時代背景で、どんな原材料を使って、どんなお香を使っていたのか」と改めて思いを馳せながら、伝統的な手法で香原料を調合します。毎回、一回完結型で異なったお香を作り、天然香料についての知識を深めていきます。私たちは昨今、合成香料の、強い刺激的な香りに慣れてしまっていますが、お香づくりを通し、自然の香りの豊かさやすばらしさを発見してみましょう。





