〈紫式部〉は、平安時代に実存した女性で、
・平安時代の三十六歌仙の一人、
・勅撰和歌集に58首も採用され、
・世界的に有名な『源氏物語』の作者、
なのですが、本名も生没年も明らかではありません。
ところがで、130首の短歌がある『紫式部集』には、
・娘時代の友人とのめぐり合いや離別、
・越前守となった父と過ごした越前での一年間、
・夫宣孝との結婚、娘の誕生と、夫との死別、
・失意の中での物語の執筆、宮仕えの現実と憂愁
などが、自身の言葉で詠まれています。中宮彰子の元に出仕した後には『紫式部日記』も記されました。
そうした様々な体験から生まれたのが、54巻にも及ぶ『源氏物語』でした。大河ドラマ「光る君へ」に合わせて『源氏』を中断し、『紫式部日記』と『紫式部集』を読み終えて、ふたたび『源氏物語』に戻りました。
光源氏が、朧月夜との密会が露顕して、須磨・明石への流離の後、再び都へ帰京する澪標の巻、更には末摘花・空蝉・秋好中宮中宮・藤壺が登場する、蓬生・関屋・絵合・松風の巻へと読み進めていきます。光源氏の新たなスタートを、一緒に味わってみましょう。
講座協力:未来・わくわくラボ
