関裕二の歴史 『大和路古寺巡礼』(10月期)

講師
関裕二(歴史作家・武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー)

古代豪族と天皇家の葛藤
~なぜ日本人は仏教を求めたのか~
飛鳥寺と川原寺、和田廃寺、法隆寺(若草伽藍)、山田寺、薬師寺、興福寺、東大寺

講師のことば
日本人の信仰の大部分を、仏教が担ってきたと信じられてきた。しかし、日本の信仰形態を「仏教」でひとくくりにすることはできない。仏教が神道を飲み込んだという発想も、もはや通用しなくなった。日本列島人の縄文時代から続く風俗と信仰が、そして、政治風土が、仏教を求め、飲み込んでいった。その最初の一歩、無垢な気持ちで仏教に出逢ったのが、飛鳥時代の人びとであり、奈良時代に至り、その「列島人の伝統と仏教」は、見事に調和していった。奇跡のような宗教の同化が起きていたのだ。大和路の古寺がひときわ輝いて見えるのは、深い信仰心の裏付けがあるからだ。

教室第1教室(アトレ目黒2 2階) 教室案内
授業日

第1水曜日 12:00~13:30

持ち物筆記用具
受講料

9,900 円(税込) 3ヶ月3回

3,850円(税込)  1回ごと

※1回ごとの参加は、ご希望日をお知らせください。(キャンセル不可)

日程
<10月期>第1回 法興寺と和田廃寺

10/07

・仏教導入と混乱する政局 ・仏教はなぜ迫害されたのか ・蘇我氏と物部氏 ・『元興寺伽藍縁起幷流記資財帳』の謎 ・推古天皇と物部鎌姫大刀自連公 ・穴穂部間人皇女の秘密 ・和田廃寺の意味
第2回 法隆寺と善光寺

11/04

・法隆寺(創建法隆寺)は焼失した? ・なぜ燃えていないと法隆寺は主張するのか ・若草伽藍の置かれた意味 ・法隆寺はアリバイ証明の寺? ・善光寺の守屋柱の謎 ・諏訪大社と物部守屋のつながり ・斉明天皇は地獄に落ちたと伝える善光寺
第2回 東大寺とヒスイの勾玉

12/02

・東大寺は天皇権力の象徴? ・神仏習合のきっかけは東大寺? ・行基を大物造立に巻き込んだ意味 ・法華経にはない思想の「法華滅罪之寺」 ・東大寺は古き良き時代の墓標か? ・なぜ桓武天皇は長岡京に仏寺を建てようとしなかったのか ・南都六宗は本当に腐敗していたのか? ・腐敗していくのは平安仏教
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