「東京古道散歩」は都内に残る古い道筋を古地図とともに歩き、歴史を点ではなく線で楽しむ講座です。 2024年4月期は「中央区(旧日本橋区)」スペシャルと題して、「東京古道散歩的江戸散歩」を開催します。3回とも日本橋を起点とし、江戸時代直前から初期に存在した古道や水路跡、史跡を中心に江戸のはじまりをさぐりましょう。可能な限り古い江戸絵図を用い、中世に遡る街道、初代吉原の名残、道路に残る船堀の跡など江戸時代初期の歴史を遡ります。「東京古道散歩」初の都心コースをご期待ください。
教室 | 第1教室(アトレ目黒2 2階) |
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授業日 | 第1土曜日 13:00~15:30 |
持ち物 | 町歩き用地図(当日配布) |
受講料 | 11,550円(税込)3ヶ月3回 4,400円(税込) 1回ごと ※1回ごとの参加は、ご希望日をお知らせください。(キャンセル不可) |
日程 | 〈4月期〉第1回「日本橋から旧日光街道を浅草橋へ古街道を歩く」 4/06 慶長江戸絵図にはっきり描かれた「浅草口」(現常磐橋)から浅草方面への道。江戸時代以前からの古街道で、今の本町通りです。ここは江戸で最初に開かれた町で、陸運水運の要衝となりました。周辺は金座跡(現日本銀行)や平安時代創建という古社や江戸時代からの老舗、牢屋跡と歴史の宝庫です。日本橋から常磐橋を経由し、往古の名残を探しつつ浅草橋まで歩きます。 第2回「日本橋から人形町へ、初代吉原を求めて歩く」 5/04 今「吉原」といえば浅草の北西にある一角ですが、そこは「新吉原」。初代吉原はなんと人形町にあり、当時の町割りがそれなりに残っており、元吉原の鎮守社も健在。前半は日本橋から江戸から明治の商売や金融の要衝を歩き、後半はのちに歓楽街として栄えた人形町の元吉原跡を探索しましょう。江戸時代を代表する老舗も残っています。 第3回「日本橋から京橋経由で八丁堀へ」 6/01 日本橋から南は江戸時代の東海道。その一帯は町人の町で日本橋高島屋や明治屋京橋ストアーといった戦前の近代建築も残る繁華街ですが、舟運の要衝でもありました。海側には江戸時代初期に使われた船入堀の痕跡が道路として残っています。京橋へ辿り着いたら、東へ向かい、江戸の海の玄関口でもあった八丁堀跡を訪ね、海の守り神でもあった鉄砲洲稲荷を訪問します。 |
体験会 | 4月6日(土)初回のみ体験会料金3,850円です。その後も1回ごとの受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。 |
講師プロフィール | 老舗のIT系ライター兼デジカメ評論家にして古道・古地図愛好家。ライター業の傍ら、街歩きのガイドも務める。「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)に「古道研究家」として出演歴あり。主な連載に「iPhoneカメラ講座」「荻窪圭のデジカメレビュープラス」(ともにITmedia)、「這いつくばって猫に近づけ」(asciijp)など。近著に「古地図と地形図で楽しむ東京の神社」(光文社知恵の森文庫)「東京『多叉路』散歩」(淡交社)、「江戸・東京 古道を歩く」(山川出版社)ほか。 講師から一言 東京にも江戸時代、時には中世や平安時代に遡りそうな道筋が残っているモノ。それを探し出して、古い道ならではの面白さを味わいながら歴史散歩をしましょう。古道を辿ることで「点」が「線」になる楽しさは格別です。当日は解説入りの古地図も用意します。2022年7月に刊行された「古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く」(山川出版社)の著者荻窪圭が案内します。 |
備考 | 【お申込みの際のお願い】 ・お名前(漢字・フリガナ)・生年月日(西暦)・ご住所・お電話番号をお知らせください。 ・ご希望日の前当日は確実な受付のためにお電話(03-6417-0031)でお申込みいただきますと助かります。 よろしくお願いいたします。 【当日連絡先】 080-3694-2650(当日のみ) ・当日のご欠席の連絡は、お電話(080-3694-2650)にてお願い申し上げます。 ・資料とイヤホンをお渡ししますので、出発の5分前までにお集まり下さい。 ・歩きやすい服装と靴でご参加下さい。 ・雨具、帽子、飲み物、常備薬、健康保険証などを必要に応じてご持参下さい。 ・荒天などで中止の場合は、前日の日中にホームページに掲載するとともに、電話,メール等でご連絡いたします。 ・講師の病気、受講者の人数が一定数に達しないなど、諸条件によって中止になる場合があります。 ・お支払いいただいた受講料は、欠席の場合でもお返しいたしません。 |