〈屋外講座〉東京の遺跡を学ぶ ~地域考古学のすすめ~

講師
 谷口 榮(博士(歴史学)・日本考古学協会理事)

一般的に考古学は、石器時代や古代など古い時代の歴史を対象とする学問だとか、恐竜が繁栄した時代も扱うように思っている人がいるようです。しかし、考古学は恐竜の時代を研究対象にはしていませんし、古い時代だけが対象ではありません。考古学が対象とする時代は、人類の誕生から現代までです。そのことは、あまり知られていないようです。日本における考古学は、1877年(明治10)エドワード・モースの大森貝塚の発掘調査からはじまりました。それ以降、人が暮らした痕跡(遺構・遺物)から歴史を解き明かすべく調査研究が続けられてきました。本講座では、座学で考古学の基礎知識を解説し、野外で都内に所在する著名な遺跡を訪ね、立地する環境遺跡にも注目して歴史風景を読み解きます。近くに博物館・資料館があれば見学も行います。考古学による歴史研究の魅力を本講座で是非体感してください。

教室 第1教室(アトレ目黒2 2階)・校外
授業日

第2土曜日 (座学)10:50~12:50  (野外)13:30~15:30

持ち物 坐学:筆記用具   野外:筆記用具、雨具、帽子、飲み物、常備薬、健康保険証などを必要に応じてご持参ください。
受講料

 12,540 円(税込) 3ヶ月3回

日程

〈4月期〉第1回

4/09

4月9日(土)(座学)
考古学を学ぶ1 「モノから歴史を読み解く」

第2回

5/14

5月14日(土)(野外)
都心の異空間・江戸城跡を見極める
―家康以前と家康以後・日比谷図書文化館―

第3回

6/11

6月11日(土)(座学)
考古学を学ぶ2
 「日本の考古学の歩み―大森貝塚の発見とその後―」

<7月期>第1回

7/09

7月9日(土)(野外)
大井町界隈の歴史廻廊
―古代東海道・鎌倉街道・近世東海道、
そして大森貝塚・品川歴史館―

第2回

8/13

8月13日(土)(座学)
考古学を学ぶ3
「モノの移り変わりを読み解く―型式学―」

第3回

9/10

9月10日(土)(野外)
甦った古代の武蔵の中心地
―武蔵国府跡・ふるさと府中歴史館―

体験会 1回分受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。
講師プロフィール 立正大学、明治大学、國學院大学、和洋女子大学兼任講師、NHK高校講座「日本史」講師を歴任、NHKテレビ「ブラタモリ」に出演。現在、葛飾区産業観光部観光課学芸員。著書に:『東京下町の開発と景観 古代編・中世編』(雄山閣)、『江戸東京の下町と考古学』(雄山閣)、『都市計画家 徳川家康』(MdNコーポレーション)、『千ベロの聖地「立石」物語』(新泉社)ほか多数。


講師から一言
本講座では、考古学の基礎知識を学びながら都内に所在する遺跡を訪ね、遺跡の立地環境も踏まえ考古学によって浮き彫りにされる歴史風景を解説します。本講座を通して歴史の積み重ねを確認することで、現在、そして未来にも思いを馳せることができるはずです。遺跡周辺の博物館・資料館も見学します。
この講座に申し込む