文 士 の 恋 愛~生きた・愛した・書いた~

講師
赤木 孝之
近現代文学研究者・文教大学講師

「文士の恋愛~生きた・愛した・書いた~」と題してお話ししてゆきたいと思います。

  文士(一般には「文学者」と称しますが、こうしたお話の場合には、あえて「文士」と呼ぶ方がふさわしいような気がします)とて、人の子ですから、様々な人生を送っています。もちろん、その中には恋愛も含まれます。その恋愛にしても、一般人と同じような平々凡々たるものから、文士ならではといった、ある種特異なものもあります。

  この講座では、私の守備範囲内の文士の恋愛を取り上げ、その恋愛がその文士の人生そのものと、そして創作活動や作品とどのように関連したのか、というような点についてお話ししてみたいと思います。

  と言いつつ、例外的に作品に描き出された恋愛に触れるということもやってみます。作品論に過ぎないということになるかも知れませんが、テーマを恋愛一点に絞ってみれば、また、違った作品論になるかも知れません。

 

教室 第4教室(野田ビル6F)
授業日

第3日曜日 13:30~15:00

持ち物 特になし
受講料

10,890 円(税込) 3ヶ月3回

日程

〈4月期〉

4/21

太宰治~最期の愛~

5/19

永井荷風~「帰朝以来馴染みを……」~

6/16

葛西善蔵~おせい~

〈7月期〉

7/21

有島武郎~軽井沢心中~

8/18

谷崎潤一郎~夫人譲渡事件~

9/15

芥川龍之介~「越し人」~

体験会 4月21日(日)13:30~15:00 太宰治~最期の愛~(1,100円)
講師プロフィール 1979年 3月 立正大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了
1997年 4月 国士館短期大学教授(2001年9月退職)
2007年 4月 立正大学非常勤講師(2014年3月退職)
2014年 10月 文教大学非常勤講師

<講師からのメッセージ>
肩の凝らない話をする・・・・これが講座に臨む私の基本姿勢です。いくら内容が濃くても、聞いているだけでめまいがしてくるようでは、受講者の身が保ちません。私の場合、扱う材料が現代文学という身近にあるものだけに、その解釈は多様です。そうした中で、いつも念じているのは、自分が組み立てた濃い内容(と自分が思っていること?)を、いかに受講者の肩が凝らないように話すか、ということです。
結果の程は・・・・
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