講師 伊東 一郎 早稲田大学名誉教授 ロシア・ウクライナ文化研究者 これまで耳にしなかった「ウクライナ」の名を毎日のように聞くようになった現在。しかしこの国がどのような歴史を辿り、どのような文化を持ち、そこにどのような人たちが暮らしているかについてはまだ日本では知られているとは言えません。 この講座では歴史的にウクライナがロシアとどのような関わりを持ってきたのかを中世から説き起こし、どのようにその独自の文化を形成してきたかを見ていくことによって、現況の背後にあるものの一端を明らかにします。 ※学期が進むにつれて同テーマでもより深い内容を学んでいきます。 教室 第1教室(アトレ目黒2 2階) 授業日 第2月曜日 15:20~16:50 持ち物 筆記用具 受講料 8580円 3ヶ月 3回 日程 <10月期>10/09「ウクライナの歴史」中世のキエフ公国に始まり、ソ連崩壊とウクライナの完全独立、ロシアのウクライナ侵攻に至るまでの複雑な歴史を紐解いていきます。11/13「ウクライナの地理と民族」ウクライナという国は複雑な歴史を反映した多民族国家です。この国にウクライナ人をはじめどのような民族がどのように暮らしてきたかを地政学的な視点から見ていきます。12/11「ウクライナの文化」ロシアとは異なるウクライナ独自の文化を、言語、宗教、文学、美術、料理などを紹介しながら学びます。 <1月期>1/08「ウクライナの歴史」中世のキエフ公国に始まり、ソ連崩壊とウクライナの完全独立、ロシアのウクライナ侵攻に至るまでの複雑な歴史を紐解いていきます。2/12「ウクライナの地理と民族」ウクライナという国は複雑な歴史を反映した多民族国家です。この国にウクライナ人をはじめどのような民族がどのように暮らしてきたかを地政学的な視点から見ていきます。3/11「ウクライナの文化」ロシアとは異なるウクライナ独自の文化を、言語、宗教、文学、美術、料理などを紹介しながら学びます。 体験会 1回分受講料で随時体験をお受けします。お気軽にお申込みください。 講師プロフィール 国立民族博物館でスラブ比較民族学を専攻 早稲田大学文学部においてロシア文学、ロシア、ウクライナ音楽文化史、スラヴ比較文化史を講じる。 2019年まで早稲田大学グリークラブ会長 著書:『マーシャは川を渡れないー文化のなかのロシア民謡』(東洋書店、2001) 『ガリツィアの森―ロシア東欧比較文化論集(水声社、2019) 訳書に『ラフマーニノフ歌曲歌詞対訳全集(恵雅堂出版、2017) 共編著に『プロコフィエフ歌曲集』(カワイ出版、2017) 訳詞上演にショスタコーヴィチ交響曲13番『バービィ・ヤール』(1975)ムソルグスキー『ボリス・ゴドノフ』(共訳、1976)など。 【講師からのメッセージ】 ウクライナは大国ロシアの一部ではありません。この国の知られざる歴史と文化を学び、理解を深めることが、日本からのウクライナへの支援に繋がることを願っています。毎回質問コーナーを設けます。ウクライナについて知るための日本語の文献も紹介していきます。受講者のウクライナへのさまざまな関心に応えていきたいと思います。