毎回3首の短歌を提出し、鑑賞し合うことで歌を作る力を養うことを目指します。さまざまな体験を短歌という形で表現し、大切な思い出として残していきます。短歌が初めてという方も大歓迎です。
・海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家
・清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき
・金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に
・その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな
与謝野晶子『みだれ髪』の短歌です。今から121年も前の、明治34年の歌集ですが、今も私たちの心にとけこみ、美しさを感じさせてくれます。
・東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる
・いのちなき砂のかなしさよ さらさらと握れば指のあひだより落つ
・やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに
・ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな
石川啄木『一握の砂』は112年前の明治43年の歌集ですが、今も心うたれます。
これらのように、こなれた自然なことばで、それぞれの思いを詠み始めましょう。
【備考】本講座はZOOMを使用します。ご受講にはパソコン、タブレット、スマートフォンなど受信できる環境が必要です。お申込の方には、メールにてURLとパスワードをお知らせします。開始時間になりましたらアクセスしてください。
講座協力:㈱みらい応援!わくわくラボ(わくラボ)