【オンライン】短歌でみずからを表現しよう!

講師
豊島 秀範 歌人、國學院大學名誉教授

 毎回3首の短歌を提出し、鑑賞し合うことで歌を作る力を養うことを目指します。さまざまな体験を短歌という形で表現し、大切な思い出として残していきます。短歌が初めてという方も大歓迎です。

・海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家

・清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき

・金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に

・その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな

与謝野晶子『みだれ髪』の短歌です。今から121年も前の、明治34年の歌集ですが、今も私たちの心にとけこみ、美しさを感じさせてくれます。

 ・東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる

 ・いのちなき砂のかなしさよ さらさらと握れば指のあひだより落つ

 ・やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに

 ・ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな

 石川啄木『一握の砂』は112年前の明治43年の歌集ですが、今も心うたれます。

これらのように、こなれた自然なことばで、それぞれの思いを詠み始めましょう。

【備考】本講座はZOOMを使用します。ご受講にはパソコン、タブレット、スマートフォンなど受信できる環境が必要です。お申込の方には、メールにてURLとパスワードをお知らせします。開始時間になりましたらアクセスしてください。

 

講座協力:㈱みらい応援!わくわくラボ(わくラボ)

教室 オンライン
授業日

第2金曜日 19:00~20:30

持ち物 筆記用具
受講料

9,900円 3ヶ月3回 ※目黒学園の受講が初めての方、受講停止から2年以上経過した方は入会金が必要です。

日程

<4月期>  ※日程は変更する場合があります。

4/12

短歌の作り方・鑑賞の仕方の説明。実作1~3首

5/10

1首~3首の範囲で、自作短歌を提出し、皆で味わう。

6/14

1首~3首の範囲で、自作短歌を提出。良い作品の作り方を皆で考えてみる。

体験会 1回分受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。
講師プロフィール <講師略歴>
平安朝文学・中世王朝文学、和歌文学を専攻。
文科省の科学研究助成費を得て10年間〔源氏物語の本文研究〕(報告書10冊)を継続。
『狭衣物語全註釈』(全11冊)を刊行中。
「菅江真澄の旅と歌」を月刊短歌誌『短歌往来』に掲載中。

<講師からのメッセージ>ズームを用いたオンライン講座なので、どこからでも受講できます。
○画面上で、お互いに姿を確認し、双方向での対話によって進めます。
○短歌の初心者、大歓迎です。初歩から作り始めましょう。
短歌のベテランの方は、アドバイスとお手伝いをお願いします。
○短歌などはメールにて対応しますが、不明な点は初歩から一緒に学びましょう。
備考 ~オンライン授業について~
・オンライン会議・セミナーアプリの「ZOOM」を
使用します。ご受講にはPC、タブレット、スマ ートフォンなど受信できる環境が必要です。

・通信料はご受講される方のご負担となります。

・お申し込みは目黒学園ホームページの該当講座「この講座に申し込む」からお願いします。
メールにてURLとパスワードをお知らせします。開始時間になりましたらアクセスしてください。  
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