関裕二の歴史「かぐや姫と中将姫」(10月期)

講師
関裕二(歴史作家・武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー)

『竹取物語』日本初の小説だが、歴史書でもある。『日本書紀』が隠匿した藤原氏の悪行を、あらゆる隠号やカラクリを用いて、後世に伝えようとした「命がけの歴史書」なのである。この『竹取物語』とそっくりなのが中将姫物語で、こちらは「藤原氏の女性」の悲劇を伝えている。なぜ、ふたつの物語は瓜二つなのか。ここに、これまで語られることのなかった歴史の真相が隠されている。

教室 第1教室(アトレ目黒2 2階)
授業日

第1水曜日 12:00~13:30

持ち物 筆記用具
受講料

9,900 円(税込) 3ヶ月3回

3,850円(税込)  1回ごと

※1回ごとの参加は、ご希望日をお知らせください。(キャンセル不可

日程

〈10月期〉第1回

10/04

『竹取物語』は歴史書だった?
・登場する貴公子たちは実在した?
・なぜ藤原不比等の名前だけが重ならないのか
・物語の構成は「あからさま」?
・罪を背負って生まれてきたかぐや姫

第2回

11/01

 中将姫物語と當麻寺の謎
・當麻寺に残された悲劇の伝承
・なぜ中将姫はいじめられたのか
・罪を背負った中将姫
・浄土にもどっていく姿はかぐや姫と同じ

第3回

12/06

・もっとも悪い男は藤原不比等?
・石上麻呂(物部氏)は没落し同情される
・なぜかぐや姫は月に戻っていくのか
・不老不死の薬を捨てた天皇

※日程・カリキュラムは変更する場合がございます。

体験会 10月4日(水)初回のみ体験会料金3,300円です。その後も1回ごとの受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。
講師プロフィール 講師略歴
1959(昭和34)年、千葉県柏市生ま れ。歴史作家。仏教美術に魅せられ奈 良に通いつめ、独学で日本古代史を 研究。
『藤原氏の正体』『蘇我氏の正 体』『物部氏の正体』『古代史50の秘 密』『古代史の正体-縄文から平安まで-』など著書多数。
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