関裕二の歴史「仏寺と仏像から見つめ直す古代史」(4月期)

講師
関裕二(歴史作家・武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー)

太古の日本人の信仰に、なぜ仏教が自然な形で入っていったのだろう。なぜ蘇我氏だけが、仏教の導入を急いだのか。物部守屋が抵抗したのはなぜか。なぜ仏像は、日本で完成したと言われているのか。なぜ日本の仏像は美しいのか。どの仏像が、お薦めなのか。お寺と仏教と仏像と日本人の信仰を考え直す。

教室 第1教室(アトレ目黒2 2階)
授業日

第1水曜日 12:00~13:30

持ち物 筆記用具
受講料

9,900 円(税込) 3ヶ月3回

3,850円(税込)  1回ごと

※1回ごとの参加は、ご希望日をお知らせください。(キャンセル不可

日程

〈4月期〉第1回「神道と仏教」

4/03

太古の信仰は、ヤマト建国時、国の統治システムの枠にくくりつけられた。とはいえ、日本的、多神教的な信仰形態は、捨てられることはなかった。六世紀に仏教が伝わり、蘇我氏は積極的に政治に活用していく。なぜ、仏教が必要だったのか。

第2回「法興寺(飛鳥寺)と東大寺の秘密」

5/01

法興寺建立は、東アジアの騒乱の時代を見つめなければ、その意味は分からない。外交戦の中心に、法興寺はあった。古墳時代の終焉と蘇我氏の台頭。そして、新たな混乱が始まった。結果、藤原氏が権力を掌握したが、聖武天皇は東大寺を建立することで、「日本人のだれもが受け入れられる世界観」を提示した。

第3回「日本の仏像と仏寺を巡る旅」

6/05

仏教美術は日本で完成したと言われている。東大寺転害門の究極の美や、各地の仏像のお姿に、日本人は何を見てきたのか。アニミズムという視点から、仏像を見つめ直す。また、統治システムの道具としての役割を担った仏教が、やがて、反骨の信仰へと変わっていく様子を俯瞰する。

※日程・カリキュラムは変更する場合がございます。

体験会 4月3日(水)初回のみ体験会料金3,300円です。その後も1回ごとの受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。
講師プロフィール 講師略歴
1959(昭和34)年、千葉県柏市生ま れ。歴史作家。仏教美術に魅せられ奈 良に通いつめ、独学で日本古代史を 研究。
『藤原氏の正体』『蘇我氏の正 体』『物部氏の正体』『古代史50の秘 密』『古代史の正体-縄文から平安まで-』など著書多数。
この講座に申し込む