初等科では、入門コースとして業平菱紋、輪違い紋、桧垣紋の手板紋様を彫って彫刻刀の使い方を学びます。立体彫刻は、仏足、握り手、阿弥陀手から始めて仏頭の彫刻へと進みます。仏頭は、地蔵菩薩、釈迦如来、観音菩薩。不動明王を彫って仏像の種類と頭部の彫り方を学びます。全身像は、大黒天、恵比寿天像から始めて、地蔵菩薩立像、釈迦如来坐像、不動明王立像、観音菩薩立像と進んで、台座・光背も含めた仏像の基本形の彫り方を習得して初等科が終了します。材料は木曽桧を使用し、テキストと石膏見本を見ながら彫り進めます。
中等科では、阿弥陀如来立像、不動明王坐像を彫ります。 阿弥陀如来立像では、光背の透かし彫りを習得します。二つの課題が終了すると、自分の彫りたい仏像を選んで彫ることができます。中等科では見本は無く、簡単なテキストだけで彫って行きます。