「朗読」と一口に言ってしまいますが、音声表現には「話(わ)」「語(ご)」「読(どく)」「誦(しょう)」の四つの形態があると捉えます。その四つの音声表現形態を駆使して、目で見る素材、小説・エッセイ・落語・講談などを声だけで表現するよう試みます。まずは基礎訓練として腹式発声法、ボイストレーニング、滑舌練習などで、続いて発声練習の素材として昔より使われてきた「外郎売(ういろううり)」を練習します。そして、いよいよ作品の朗読です。放送作家の西澤實先生の「西澤實の朗読の教科書」「西澤實 朗読・話芸脚本集へんな本」を主な素材テキストとします。選んだ素材に最適な表現形態で練習を積んでいき、教室でお一人ずつ発表をします。そしてお客様にもお運び頂いて朗読発表会を開き、練習の成果を聞いていただきましょう。