2002年より中学校の音楽授業に邦楽教育が取り入れられるなど、自国の文化を学ぶことが必要とされる時代がやってきました。長唄は三味線音楽の一つで江戸時代初期より歌舞伎舞踊の伴奏音楽として発展して参りました。長唄の曲の歌詞は万葉集や古今和歌集から取った物も多く、こうした日本文学をはじめとし、 能や狂言、浄瑠璃等、様々な日本文化の素晴らしさを楽しむことができます。この講座では小学生からシルバー世代、初めての方から経験者まで、年代、経験の有無を問わず幅広くお楽しみいただけるように、基礎からわかりやすく指導して参ります。長唄の発声や 唄い方は時代と共に変わってきています。声帯に無理のない、体の中を振動させるような発声法から始まり、独自のカリキュラム小曲集をお稽古し、1年目までに「末広狩」を舞台で発表出来るようにいたします。多忙な日々の中に、人間らしさを取り戻す時間を持てる事を確信いたします。