名画を鑑賞していると、その絵を描いた画家の事が知りたくなります。しかし、画家の事はあまり書かれていません。確かに絵だけ見れば、充分いろいろな事が伝わって来ます。それで良いのですが、、私は様々な疑問が湧いてくるのです。なぜ、この様な表現になったのか、又、この作品は誰にどの様な影響を与えたのかを知りたくなります。巨匠と言えど、ある親から産まれ、育てられ、様々な人と出会い、学び、画家になる訳です。各画の解説だけでは、画家の事は分かりません。画家の心の奥底に沈んだ原体験が表現となって噴出する時、その画家らしい作品が産まれると思います。才能は必要ですが、時代の要求も必要です。時代を象徴する画風であれば、世の人は支持するからです。
フェルメールは300年も無視されました。斬新である程、すぐには理解されにくく、しかし時代が変われば評価が浮上する事もあります。芸術とはそういうものだと思います。「芸術家」と言うのは各分野の歴史を塗り替えた人のみに与えられる称号だと思います。
画家名 :モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、フェルメール、クリムト、ロートレック、ターナ―、マチス、ゴーギャン、ゴッホ、ムンクなど。