チェロはピアノ、バイオリンに次ぎ古今東西の作曲家が魅せられた楽器です。人間の声域をカバーする4オクターブ半の広い音域と、魅力的な音色を持ち、バッハ、ベートーヴェン、ショパンなど多くの作曲家がチェロの名曲を残しました。本講座では、チェロの歴史、ストラディバリに代表される楽器、名曲について解説するとともに、講師によるチェロの銘器、フランチェスコ・ルジェリ(クレモナ、1675年)、
ダビット・テヒラー(ローマ、1730年)および銘弓F.X.トルテ、(パリ1830年頃)F.ペカット(パリ1840年頃)、を使用した演奏をお楽しみいただきます。
<使用楽器>
・フランチェスコ・ルジェリ(クレモナ1675年):クレモナを代表する製作者の一人で、ニコロ・アマティの最初の弟子、ストラディバリの先生の可能性。甘美で輝かしく力強い音が特徴。
・ダビット・テヒラー(ローマ1730年):ストラディバリに次ぐチェロの銘器としてソリストに求められている楽器。ストラディバリをも凌ぐ程の音の力強さと重厚さが特徴。
※こちらの講座は第1教室(アトレ目黒2 2階)での授業をオンラインで配信をしていおります。生の演奏を教室でご体験して頂くこともできます。