昭和戦前期文学譚(前期)

講師
赤木 孝之 (近現代文学研究者・文教大学講師)

時代が文学を産み、文学が時代を産む(こともある)、とはよくいわれることです。たとば、小説のタイトルが流行語になったりしたこともありました。そうでありながら、文学史は文学史として、社会史は社会史として捉え、語られることが通例となっています。そうした見方から離れて、社会史の中の文学者、文学作品を見てゆこう、というのがこの講座のねらいです。
昭和戦前期の20年間を年ごとにたどりつつ、その中で文学的営為を繰り広げた、あるいは生を終えた文学者やその作品を、あくまでも個人的な主観で取り上げて、社会的事象とともに、その文学者や作品に親しみを持てるように話してゆきたいと思っています
毎回、レジュメを用意します。特に前もっての学習というような準備は必要ありません。話をお聞き戴き、「そんなこともあったのか」と感じて戴き、そうして皆様の日々の生活の中で何ほどかの潤いを残すことができれば幸いと思っています。

教室 第4教室(野田ビル6F)
授業日

第1・3日曜日 11:00~12:30

持ち物 特になし
受講料

19,800円(税込) 3ヶ月6回(前期)

日程

<4月期>前期 第1回

4/03

【昭和元年】
大正天皇崩御~永井荷風の怒り~
梶井基次郎と川端康成

第2回

4/17

【昭和2年】
梶井基次郎と川端康成(続)
芥川龍之介の自殺

第3回

5/08

【昭和3~4年】
円本を巡って/若山牧水の死/
川端康成「浅草紅団」と浅草ブーム

第4回

5/22

【昭和5~6年】
谷崎潤一郎細君譲渡事件
津島修治の心中未遂事件

第5回

6/05

【昭和7~8年】
晩年の梶井基次郎/「文学界」創刊

第6回

6/19

【昭和9~10年】
文藝懇話会の結成/芥川賞と太宰治

<7月期>後期 第7回

7/03

【昭和11年】
2.・26事件と永井荷風/牧野信一の自殺

第8回

7/17

【昭和12~13年】
戦争文学~「生きてゐる兵隊」
岩波新書、創刊

第9回

8/07

【昭和14~15年】
谷崎源氏の刊行開始/津田左右吉事件

第10回

8/21

【昭和16年】
徳田秋声「縮図」連載中断/
文士達の12月8日

第11回

9/04

【昭和17~18年】
日本文学報国会創立
谷崎潤一郎「細雪」/島崎藤村の死

第12回

9/18

【昭和19~20年】
太宰治の昭和19年
永井荷風の8月15日

体験会 1回分受講料で随時体験をお受けします。詳しくはお問い合わせください。
講師プロフィール 1979年 3月 立正大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了
1997年 4月 国士館短期大学教授(2001年9月退職)
2007年 4月 立正大学非常勤講師(2014年3月退職)
2014年 10月 文教大学非常勤講師

講師から一言
 肩の凝らない話をする・・・・これが講座に臨む私の基本姿勢です。いくら内容が濃くても、聞いているだけでめまいがしてくるようでは、受講者の身が保ちません。私の場合、扱う材料が現代文学という身近にあるものだけに、その解釈は多様です。そうした中で、いつも念じているのは、自分が組み立てた濃い内容(と自分が思っていること?)を、いかに受講者の肩が凝らないように話すか、ということです。
結果の程は・・・・

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